セカンドオピニオンは本当に重要!○○を変えるだけで、劇的に変わっちゃう?
もしも、あなたやあなたの大切な人が、病気になったら、どうしますか?
- 誰に相談するか?
と、日々の何でもない日常の生活から、実感しましたので、お話ししますね。
Contents
何でもない日常から得た教訓
人生、2度目の干し柿に挑戦しました。
数年前の前回は、柿の皮むきが面倒で面倒で、2度とやらないと思うほど、イヤになっちゃったんですが・・・
今回は、チャラチャラ~っと出来ちゃいました(^^)
実は、いつもお世話になっている御子貝稔果樹園ご夫妻さんから、柿の剥き方を教わったんです。
ナイフでへたの廻りを1周だけ剥き、その後、ピーラーで剥くいうものです。
やってみるとあっという間に皮が剥けちゃうんですよね~。
「え? 知っていました?」
そうなんですよね。
知っている人には、当たり前の事でも、知らない人には、ビックリするような新発見なんですよね。
この出来事で、
- 誰に相談するか?
で、劇的に変わっちゃうんだなぁ・・・と痛感したわけです。
これが、重篤な病気だと命に関わることも・・・
私が経験したヒヤッとしたある出来事をお話しします。
21年前のヒヤッとしたある出来事・・・
これ、病気の相談や健康情報では、特に大切だと思うんです。
この話で忘れられない出来事があります。
それは、2015年から溯ること21年前・・・
私がホリス治療院を開業したてのある日のことです。
土曜日の夕方、予約の患者さんがイッパイで、待合室にもお待ちして頂いている状態でした。
数週間前に、60歳代の女性が、タクシーで突然来院されました。
お断りするつもりで、受付に出てみると・・・
(私)
「うわ~~~これは大変だぁ!(心の叫びです)」
(患者さん)
「今日、泳いでいて、プールから出ようとしたら、足に力が入らないんです。
監視員さんに言ったら、疲れたんだろうから帰るように・・・、
と言われたので、そのままタクシーで来たんですが、診てくれますか?」
と、明るく話しています。
当時、まだ車を持っていなかったので、
私の頭の中はぐるぐる・・・
(私の頭の中)
「開業してすぐに救急車はまずいよな・・・
でも車もないし・・・
他の患者さんもいるし・・・
このまま帰せないし・・・」
そこへ丁度、義父が、車で治療院前を通りかかったので、車を借り、総合病院へお連れすることを告げると、
(患者さん)
「一人で自宅に帰り、休んでいれば大丈夫。」
と言い張るのを、半ば強引にお連れしました。
恐縮している患者さんは、総合病院の救急入口前で、
「一人で行けるから・・・」
と、私の同行を許さずに、車を降りて行きました。
しかし、なんとなく胸騒ぎがするので、そのまま見ていると、入口受付の人と話した後、帰ってきちゃうんです。
私は、あわてて入口まで行き、受付の方に、
「脳卒中を起こしているので、至急専門医の先生に繋いで下さい。」
と告げました。
結局、その場で緊急入院、手術となりました。
その後、処置が早かったので患者さんは、麻痺などの後遺症も残らずにお元気になられたのですが、
- プールの監視員さんの言うとおりにしていたら・・・
- 病院の受付さんの言うとおりにしていたら・・・
- 疲れだと思って家で寝ていたら・・・
命が危なかったです。
また、私の診断ミスで、疲れだと判断して、そのまま帰していたと思うと、ゾッとする忘れられない経験です。
このお話は、極端な急性症状なんですが、似たような経験をたくさんしています。
慢性的な疾患や、難病と言われるような長期の病気では尚更なんですよね。
そして、病気だけではなく、アンチエイジングや予防などの目的で、運動や食事療法の指導を受ける際にも、
- 誰に相談するのか?
が、重要なんですよね。
相談相手を変えただけで、劇的に変わります!
特に『食事療法』は、本当に千差万別、魑魅魍魎の世界ですが、それはまたの機会に(^^)
セカンドオピニオンとは
セカンドオピニオンとは、その名の通り、第2者の意見を聞くことです。
簡単に言っちゃうと・・・
- 主治医、現在通院しているドクター以外のドクターから、他の治療法の可能性などを聞く
主治医に現在行っている治療法以外の治療法がないかを尋ねることも含みます。
セカンドオピニオンをスムーズにする流れ
- セカンドオピニオンで聞きたいことを、紙に書く
- セカンドオピニオン先(病院)を決める
- 通院中の病院で、紹介状と検査情報をもらう
- セカンドオピニオン先を受診する
というのが、セカンドオピニオンを受ける時の一般的な流れです。
セカンドオピニオンの問題点 その1
セカンドオピニオンの選び方の前に、実は、上記の流れで1番目の
「聞きたいことを、紙に書く」
とありますが、これ実は大きな問題があるんです。
それは・・・
ということなんです。
そして、
んです。
ですから、前もって、勉強していないんです。準備していないんです。
ドクターから説明をされても何を言っているのか、理解するのが難しいんです。
また、もしも、ドクターの説明を理解できたとしても、治療法の疑問や他の治療法の可能性が分かる患者さんは、ほとんどいらっしゃいません。
セカンドオピニオンと言って、ただ単に、主治医以外のドクターを受診したとしても、同じ治療法を行っているドクターなら、やはり同じ治療法を薦めます。
例えば、乳癌の全摘(初期でも乳房全部を切除する)が良いと思っている主治医から、全摘が良いと思っているドクターを受診しても同じってことです。
この場合は、部分切除を推奨しているドクターを探して、受診しなければならない訳なんですが、乳癌に部分切除という選択肢があるということを患者さん側が知らないとセカンドオピニオンとしてのドクターを探すことが難しいです。
セカンドオピニオンの問題点のひとつは、患者さん側に、医療知識が少ないということがあります。
セカンドオピニオンの問題点 その2
手術を要するような、入院が必要な病気に罹ると、まるでジェットコースターに乗っているようなんです。
繰り返しますが、セカンドオピニオンの問題点のひとつは・・・
患者さん側に、医療知識が少ないので、疑問や他の治療法の可能性が分からないので、他の考えや治療法を行っているドクターを探すことが出来ないんです。
しかも・・・
しかもですよ。
手術が必要な病気って、検査してから非常に早いスピードで治療が進みます。
もしも、検査に時間がかかったとしても、手術が必要と分かるまで、どんな病気の可能性があるのか?を、患者さんが知ることはほとんどないのが現実です。
インフォームド・コンセント(説明と同意)というのが、盛んに言われていますが、検査段階で納得のいく説明を受けることは、まず稀だと思います。
だって、この段階では、あなたの病気を検査しているドクターも分からないんですから、説明もできないですよね?
繰り返しますが、手術が必要な病気の時には、まるでジェットコースターに乗っているように、早く進んじゃいます。
普通は、冷静に考える時間はないと思って下さいね。
セカンドオピニオンと言うけれど・・・
セカンドオピニオンと言うけれど、実は、日本の医療はかなり制約を受けています。
つまり、健康保険が使える治療法には、ガイドラインがあるんです。
言い直しますね。
このガイドラインを逸脱して、健康保険を使うことは難しいんです。
ですから、ガイドラインを守っている限り、治療方法の選択には限りがあるんです。
ハッキリ言っちゃいます、ドクターを変えても治療法は同じことが多いんです。
もちろん、手術には、うまい下手はあると思うんです。
しかし、私たち一般の患者さん側が、ドクターの手術の腕前が分かることは、普通はないんですよね。
そして、ドクターA先生が処方する薬とドクターB先生が処方する薬は、同じなんです。
この同じ視点からのセカンドオピニオンは、選択範囲が限られる!
というのが、2つ目の問題点です。
セカンドオピニオンに鍼灸師を選ぶということ
同じ視点からのアドバイスは、選択範囲が狭くなってしまう可能性があります。
もちろん、手術や薬が必要な病気はたくさんあります。
しかし、あなたの身体を ”鍼灸医学” という違う角度から診てみると、また違った可能性が広がることがあります。
違う視点からのセカンドオピニオンを選ぶポイント
- 西洋医学からの視点だけでなく、違う角度から診てみる・・・
- 鍼灸医学からの視点から診てくると可能性が広がることがあるんですが・・・
ここでもまたポイントがあるんです。
それは、鍼灸師というのは、国家資格・・・
つまり、厚生労働省大臣認可の免許あるということなんです。
※ あんま指圧マッサージ師、はり師、灸師という3種類があります。
患者さんにとって、“免許のあるなし” よりも “技術の良い悪し” の方が大切かもしれません。
しかし、国家資格ということは、最低3年以上の文科省が認可した教育機関を卒業し、国家資格に“ちゃんと”合格しているということなんです。
簡単に言っちゃうと、基礎医学・・・
つまり、西洋医学の解剖学、生理学などの基礎は、ある程度分かっている・・・
と言うことなんです。
これ、とっても大切なんです。
ホリス治療院には、無資格?民間資格?の施術を経験してから、辿りついた患者さ
んがたくさんいらっしゃいます。
もちろん、たとえ無資格でも、もすごく勉強し、腕のよい先生もいらっしゃるかもしれません。
でもね・・・
って、思っちゃうんですが、この辺はあまり突っ込まずに、さらっといきますね。
やっぱり、国家資格者に相談しましょうネ。
まとめ
今回の「セカンドオピニオンは本当に重要!○○を変えるだけで、劇的に変わっちゃう?」は、いかがだったでしょうか?
もしも、あなたが、鍼灸師の視点が、なぜ必要なのか?を知りたいとお考えなら、こちらもチェックしてみてくださいね。
もしも、あなたが、今 ”ベストな体調”ではないとしたら、相談する人を変えてみてはいかがでしょうか?
その際には、ホリス治療院にお気軽にご相談下さいね。